作業時間を記録する

この章では、担当者による作業時間の記録方法について説明します。記録した作業時間は、[レポート管理] の集計値として利用できます。

作業時間を記録する

FastHelp5 では、担当者が自分の作業 ("通話"、"後処理" など) にかかった時間 (作業時間) を記録することができます。

スーパーバイザは、各担当者の作業時間を [レポート管理] 画面で集計し、グラフや表として表示することができます。作業時間を集計することで、どの業務で、どの作業にどの位の時間を使っているのかなどの、稼働状況を確認することができます。

作業時間の記録方法

作業時間の記録方法には、次の 2 つがあります。

  • CTI 連係オプションの [CTIコントロール] を使用する方法。[CTI コントロール] を使って電話を受電、発信すると作業時間が自動的に記録される。
  • [グローバルナビゲーション] の [担当者状態] メニューを使用する方法。次の作業を始める時に、[グローバルナビゲーション] で担当者が手動で次の作業を選択する。

選択できる状態には、次の 5 つがあります。

  • 待機: 顧客からの問い合わせを待機している状態。
  • 離席: 離席している状態。
  • 通話中: 顧客と通話している状態。
  • 後処理: 通話終了後に、応対内容を記録している状態。
  • 保留中: 通話を保留状態にしている状態。

次に、作業時間の具体的な記録方法について説明します。

[CTIコントロール] を使って作業時間を記録する

[CTIコントロール] を使用して電話を受電、発信する場合は、担当者による [CTIコントロール] のボタン操作に連動し、作業時間が自動的に記録されます。

[グローバルナビゲーション] を使って作業時間を記録する

[CTIコントロール] を使用しない場合は、[グローバルナビゲーション] - [担当者状態] メニューを使って作業時間を記録します。

メニュー別機能
[グローバルナビゲーション] - [担当者状態] メニューを使って作業時間を記録する方法については、以下を参照してください。
グローバルナビゲーション - グローバルナビゲーション - [担当者状態] メニューを使って作業時間を記録する
ポイント
  • ログイン直後は、"後処理" 状態が自動的に選択されます。

自分の作業時間をコールと紐付ける

自分の作業時間の記録をコールと紐付けることもできます。作業時間とコールを紐付けることで、コールごとの詳細な作業時間を管理できるようになります。
作業時間の記録とコールの紐付けは、[グローバルナビゲーション] - [担当者状態] メニュー - [コールに反映] で行います。

メニュー別機能
作業時間をコールと紐付ける手順については、以下を参照してください。
グローバルナビゲーション - グローバルナビゲーション - 自分の作業時間をコールと紐付ける
ポイント
  • [CTIコントロール] を使っている場合も、作業時間記録とコールの紐付けは担当者が手動で行う必要があります。
  • 紐付け対象は、最前面に表示されている [コール詳細] タブのコールです。
  • 紐付け対象の状態は、次の 3 種類です。それ以外の作業 ("待機"、"離席") はコールと紐付けることができません。
    • 通話中: 顧客と通話した時間。
    • 後処理: 通話終了後に、応対内容を記録した時間。
    • 保留中: 通話を保留状態にしていた時間。
  • 一度も保存していないコールは、紐付け対象にはできません。新規作成直後のコールと作業記録を紐付けたい場合は、[ケースメイン] 画面で [保存] をクリックしてコールを保存した後に [コールに反映] をクリックしてください。
  • コールに紐付けると、[担当者状態] メニューの各状態の横に表示されていた経過時間がリセットされます。
  • 異なるコールに誤って紐付けてしまった場合は、[グローバルナビゲーション] - [担当者状態] メニュー - [作業時間を表示] で修正できます。
    メニュー別機能
    自分の作業時間の編集手順については、以下を参照してください。
    グローバルナビゲーション - グローバルナビゲーション - 自分の作業時間を編集する

自分の作業時間を確認・編集する

自分の作業時間は、[グローバルナビゲーション] - [担当者状態] メニュー - [作業時間を表示] をクリックすると、表示できます。
作業時間の記録を編集することもできます。

メニュー別機能
自分の作業時間の編集手順については、以下を参照してください。
グローバルナビゲーション - グローバルナビゲーション - 自分の作業時間を編集する
ポイント
  • [システムロール] - [コール管理] - [作業履歴] - [自分の作業履歴編集権限] がある場合は、作業時間の記録を編集できます。
  • 自分の作業時間の表示期間は、システム環境変数 STAFF_STATE_LOG_SEARCH_TERM で指定します。初期値は、過去 30 日が表示されます。

特定のコールに関連した担当者全員の作業時間を確認・編集する

コールと紐付くすべての担当者の作業時間は、[ケースメイン] - [コール詳細] - 右側 (情報参照) エリアの [作業時間] タブから確認できます。
作業時間の記録を編集することもできます。

メニュー別機能
コールの作業時間の編集手順については、以下を参照してください。
グローバルナビゲーション - グローバルナビゲーション - コールの作業時間を編集する
ポイント
  • [システムロール] - [コール管理] - [作業履歴] - [自分の作業履歴編集権限] がある場合は、自分の作業時間の記録を編集できます。
  • [システムロール] - [コール管理] - [作業履歴] - [すべての作業履歴編集権限] がある場合は、他の担当者の記録も編集できます。

ログイン時間を確認・編集する

担当者がログインしている時間は、FastHelp5 が自動的に記録します。自分のログイン時間を確認するには、[グローバルナビゲーション] - [ログイン担当者] メニュー - [ログイン情報] をクリックしてください。現在までのログイン時間を表示した [ログイン時間] サブウィンドウが表示されます。
ログイン時間の記録を編集することもできます。

メニュー別機能
ログイン時間の編集手順については、以下を参照してください。
グローバルナビゲーション - グローバルナビゲーション - ログイン時間を編集する
ポイント
  • 表示されているログイン時間横のメニューから [ログイン時間] をクリックすると、過去のログイン時間も表示できます。
  • [システムロール] - [コール管理] - [作業履歴] - [自分のログイン時間編集] 権限がある場合は、ログイン時間を編集できます。
  • ログイン時間の表示期間は、システム環境変数 LOGIN_LOG_SEARCH_TERM で指定します。初期値では、過去 30 日が表示されます。